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日頃、海での出来事などを書きたいと思います。
(何かあった出来事等、不定期的な日記ですのでご了承ください)
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2006/10/28(土)
| 昨日の片浮きの道具を復旧作業漁。 今日は割かし天気が良かったが、南風が強くて かなり時化た。水温は15度。まだ鮭の毛の字もない。 延縄では鮭は釣れない。魚群探知機にも映らなかった。 鮭は漁協の定置網に入っているようでこれから漁期と なってきて、延縄漁でも釣れてくる。 昔は、漁師が鮭を獲ることができなくて許可も無く 漁協の定置網だけだった。 20年位前から漁師にも鮭漁の許可がでて、鮭を釣ることが できるようになり、鮭延縄漁となった。 県から許可をもらうのだが、この許可にも項目があり 無線機が付いているか、チョコー(保険)に入っているか等など 6個くらいの項目があって、それを満たしている船が 鮭を釣ることができる。勿論、サッパでは鮭を獲ることは密漁で、 トバタ船以上の船から10トン未満の船だけの項目を満たした 船主に許可がおりるので、実質船を持っている漁師だけにしか 鮭が獲れないのが岩手の鮭漁。 今年は船団長になったが、鍬ヶ崎(宮古港内)では3隻しか 鮭延縄漁の許可をもっている船しかいない。 船がいないので、代表になっただけ。 でも、海難事故が起きればボランティアとして海難事故の捜査するのが 漁業者で、地元の地形や海域などをよく知っていることで 保安庁や県警・漁協から捜査協力の依頼がある。 何か起きた時に、直ちに漁船で救助に出動できる漁業者の船が 数隻だけしかいなくなった。大きい船じゃないと荒れたり時化たり 波があった時でも海に出ることができ、サッパにはできない。 数年前にも事故があり、海域を捜査したことがあった。 保安庁と県警の無線機を借りて、海に出て捜査しながら トランシーバー無線機で連絡しながら海域を捜査したが 見つからなかった。ちょうど、ヤマセがある7月、 濃霧で周囲の視界はほとんど見えない。レーダーが頼りで 海上の障害物や船などなどをレーダーで確認しながら 慎重に船を走らせて、船に同乗している数十名の協力者を 船首から右舷・左舷と180度に配置して、海上に 浮いているか見つけてもらうようにして数日間。 見つからず漁船での捜査は打ち切り。 ちょうど濃霧で寒くて上下カッパを着て捜査をしたのを思い出す。 鮭漁も船がほとんど無くなってきた。 今年の鮭はまだまだ。11月中旬以降ではないと 鮭は釣れない。かご漁をしていて、エチゼンクラゲを発見や かごに当たってぶっつびれてというのがない。 昨年はもういて、アワビの見回しの時には箱メガネ覗いていれば 海の中に見えていたが、今年は無い。 1ヶ月くらい海が遅れているのか・・・・。 イカも大不漁のようだし。海が遅れることは良くない。 |
2006/10/27(金)
| 発達した低気圧の影響で数日間休漁。 体の具合も芳しくなく、時化後での漁はかなり応えた。 ボンデンが無いのが5本ありと、北からの逆さ上げをして 南の端まで上げ終え、新しいボンデン・発泡を付けて 再び北に走りf道具を入れ直す作業をし 本日は3本しかできなかった。 他の船もボンデンが切られて沈没していてかなり被害があった模様。 サンマ船が南から北上し宮古に水揚げしに来る船が多く 漁場は宮古よりかなり下のようだった。 宮古以南の船はボンデンを引かれて切られて無くなった船が 大多数だったようで、騒いでいた。 海もまたいろいろなことがある。 |
2006/10/23(月)
| 朝方から海が荒れていた。 湾内は大きな北波が入り、外海に出るまで船が 上下にドッテンバッタンと叩きつけられ時化ていた。 平和な湾内がこのようだと、外海は相当。 宮古の船は自船を除き全部休んだ。 自船は、ボンデンを切られて片浮きとなっている道具を復旧作業 するために無理くり沖に向かった。 この片浮きとなると、普段の漁というか普通通りの漁を することはできず復旧そしてやり直す作業となるが 片浮きを切られると道具が海底に沈没してしまい シマル曳きをしないとけなくなる。 そうなると、潮が無くて凪がいい日ではないとシマル曳きは できず普段漁に出てきてもその道具を上げての漁は不可能。 片浮きだけの道具を上げに沖に向かっていくと、北波が凄い 船が大きく傾きそして波といっしょに持っていかれた。 スローで走りながらその道具のポイントに行き南ボンデンに 取り付き道具を巻き上げかごを上げると、漁が無い。 ドンコもタコもダメだった。かごを全部上げそして浮き縄アンカー石を 上げて北ボンデンが着いているケダが引きちぎられて切れていた。 本州最東端なので、航海船の往来が激しくボンデンがあっても よけては通らずそのまま引いていくので、年間かなりの ボンデンや発泡がなくなり、かご漁をする船は道具を切られると いうことは日常茶飯事でどの船も沖に出ればボンデンや道具が あるかをまず確認する。損害なのだが、岩手県でかご漁をする場合は かならずボンデンを切られるので仕方なくないが漁をするのには そうもいってもいられない。 北ボンデンと発泡を付けてブロッタで確認してまた同じ海底の ポイントに仕掛けながらかごを入れた。 2本目も片浮き天候も変わり東の突風が吹き荒れ沖合いから大波が 襲ってきて右舷にぶち当たりそれが海面上に吹き上げると 突風で海水が船上に激しく飛んできた。 外は、風のビュービューする音とカッパがバタバタをなり 体が持っていかれそうになった。 それでも無理くり道具を上げ北ボンデンまで上げ発泡とボンデンを付けて またやり直しをしていると、山田のタラ延縄船が赤いランプを点滅して 帰港してきた。さらなる沖合いも相当のようだ。 3本目をやる頃には、あまり立っている事すら難しい状態で 凄かった。海面下に船が沈むと目線の横は大波が向かってきて 船が海の中に入りそうな錯覚となり襲ってきた。 もう操業困難となり帰港。 船が横倒しになりそうになったが、無理くり立て直しゆっくり帰港した。 帰港の際も大うねりで船が海面下になると右舷・左舷の目線は 海だった。山のような波がぶっ飛んできて船上は水日だし。 いきなり船尾から波が入ってきたりとわけが分からない海状況で 生きるか死ぬかおっかなかった。 日本列島に近づき閉伊崎をかわり湾内に入ると 普段平和な湾内が相当荒れていた。 発達した低気圧で先日のようなのが脳裏をよぎった。 明日は出漁することは困難なので休漁。 船を避難するかどうかだったが、アンカーを2本とり モエをそれぞれ2本にし船尾にペンずりをした。 ![]() 低気圧が発達している被害がないことを祈る。 |
2006/10/19(木)
| 数日ぶりに出漁した。 この間の爆弾低気圧の影響が少なからずあった。 沖合いにかごのなどの漁具を仕掛けているので あの低気圧だとケダが切れてかご道具などが切れて流れてと 思ったが、自船は沖合い専門の方の海区なので深い海区は それ程影響も無く、ただボンデンが折れて発泡と一緒に 海面に浮かんでいたのが数十本。ボンデンだけですんだ。 海が深いと海底から根っからますこともあまり無いので 台風の時とかは結構安全だったりする。 オカ(水深が浅い)海だと話が別で、海底ごと掻き回すので ケダが海底の根を移動してすぐ切れてかごや道具などが 流れて他の船の道具に乗ったりと、物凄くトラブルとなる。 おおよそ、150メートル以下、特に120メートル以下にかごを 仕掛けている船はかなり被害がある。 今回の影響は養殖業者に特にあったようだった。 本日で、低気圧での影響のをすべてやりあげた。 ちゃんとした漁をするのは次からとなる。 11月からアワビの口開けがあるので、見回しをしないと いけないので、明日は漁を休み見回し。 ![]() 25日まで箱メガネで海底を覗いてアワビの生息状況などを調査 することができるので、見回しをしないといけない。 箱メガネのことを、「鏡」といって、25日から1回目の アワビの口開けが行われるまで、鏡止め(海底を覗くことは禁止) となり、もしそのような行為をし見つかると、1回目のアワビの口開けは 操業停止処分となるので、気をつけないといけない。 昨年は、アワビの大掛かりな密漁でさっぱりアワビがいなかった。 今年は海状況が悪く、今まで時化ていた。 日和がいい時にしか見回しができないので、明日漁休み。 久しぶりの海底はどうなっているのか見てこよう。 |
2006/10/8(日)
| 昨日は、シーズン過去に無い台風以上の超爆弾低気圧で 海はもの凄く荒れに荒れ狂った。浜何処はみんな共同で サッパを上げて道路まで上げた。 まさかこんなに発達して猛威をふるうとはそんなに思っていなかった。 浜何処の皆も須加に集まって必死になって罵声を仕合ながら サッパを上まで上げることになろうかと思わなかった。 台風よりひどく、台風の方が良かったようにも思えた。 本日の朝方には昨日のピークより海状況も多少良くなり 避難していた船に行くと船があって安心した。 宮古は船を避難する場所という確実性がなく、 これには鍬ヶ崎周辺の津波対策同様。 船を確認してから浜何処が どうなっているかを見て回るとその爪跡があった。 宮古の他の浜何処でもかなり被害があったようで 湾内〜外海の養殖は玉が団子になっていたりしているようだった。 漁船漁業でも仕掛けている道具が切れたり流れたり ボンデンが折れたりとしていると思う。 水深が浅いオカ(120メートル以下)は影響は必死で 波で海底からかんまがされてロープが根に擦れてぶったぎらさって 他の船の道具とねっからまって大変なことになっているかもしれない。 海状況が多少回復したら、被害状況を確認。 道具が無事でいてくれればいいが。 |
2006/10/7(土)
| 今の時期過去いままでにないくらいの爆弾低気圧が 三陸地方を直撃しています。 波が10メートル、北波が宮古湾から港内に入り込み 普段、沼状態で安全で船が係留できる宮古港内が 大変な状態になってきていて、満潮と重なり 岸壁沿いの家まで波が来ました。 サッパは流されるので上まで上げましたが 引っくり返るのやら流されるのがあったりしています。 ![]() 港内はこのようですが、湾内に出てそして外海の沿岸沿いと なると、はるかにもの凄い大波大荒れでシャレに ならない状態でした。 船を避難している場所も満潮と上流からの濁流で 岸壁の上ギリギリにまできています。 船がのし上がりそうな状態でした。 宮古は船を安全に避難する場所が実はありません。 なすがままとなります。 明日の朝3時半くらいからまた満潮となり大潮となって また危険な状態となります。 親父も言っていましたが、過去に今のシーズンこんなのは 初めてだとのこと。 警察・消防も岸壁の海側に入るのを通行止めにしている場所もあり 今回の爆弾低気圧は台風以上に被害がでそうです。 沼状態で安全な宮古港内もかなりきていました。 外海沿岸は、被害確実です。 明日の大潮に合わせて数時間前に起きて船のところに 行き待機しながら、まぶっています。 |
2006/10/6(金)
| 機関故障で出漁を見合わせた。 故障した所を修理することになったが 発電機が壊れ丸々交換となり、鉄工所と電機屋での 共同作業となり、朝からアンカーを緩めモエをつめて 岸壁にケッツを着けて発電機やらいろいろ積んで工事となった。 船での電気は発電機を使う。この部分が壊れると 集魚灯やらいろいろなのが点かなくなる。 おおよそ50万かかり新しくした。 ![]() 11時過ぎになるとトロールが早々帰港してきて 港内にアンカーを下ろして岸壁に横付けにしていた。 トロールがこのようなアンカーを下ろしたりする行為は 珍しい。相当海状況が悪くなることの証明。 ![]() 自船の隣の石油会社のダンベ船も海状況に対応するよう作業を開始。 今年の台風シーズンの中でおそらく一番の荒れ模様かと思う。 三陸沖は波が10メートルの予想で、10メートルとなると 沖の道具が壊れ切れて沈没して被害がでるかもしれない。 宮古は、外海の重茂半島がブロックしてくれるので 大波はあまり来ることはないが、北波となると話は別。 被害が無いことを祈る。 ![]() 1ヶ月も海底に沈没している道具をシマル曳きをして 海底から回収したかご。ボンデンを南・北と切られると 道具が海底に沈没しそれを回収するシマル曳きには 時間がかかる。今回は、潮が速くて今までかかった。 かごには海底生物やいろいろなのがこびりついている。 ![]() ここの部分が、魚が入るようになっている細い場所。 餌が中にあって、ここから魚が入る訳だが こんなに入り口がなっていると、魚類はやんたがって かごには入らない。魚も選ぶのである。 雨が降るのでかごを船上に置き雨で海底生物を死なせて 乾燥して取ります。明日も低気圧の影響で大荒れ模様。 数日間は、休漁。 |
2006/10/5(木)
| 今日はシマル曳きをする為に出漁。 1ヶ月前から両方のボンデンを切られて海底に沈没していて 潮が速くてシマル曳きもできずにいた。 ようやく10月に入り潮がゆれていかなくなり シマル曳きができる状態となった。 2本ぶり沈没していて南からシマルを海底にぶて投げて 海底についてから船をスローで走らせてごろめがした。 海底をごろめがすことでシマルがケダに引っ掛けるのに 4時間もかかった。今日は2本ぶりしかできず 水揚げも無かった。台風が接近しているので、明日が浜が持つかと いう感じで、明後日は気象がかなり悪くなりそう。 明日、早く出て早く帰ってこよう。 |