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日頃、海での出来事などを書きたいと思います。
(何かあった出来事等、不定期的な日記ですのでご了承ください)
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8月の日記 9月の日記 10月の日記
2006/11/30(木)
今日は出漁した。昨日、宮古漁協の定置網には鮭が大漁で 魚市場には鮭のタンクがいっぱいだった。そして鮭延縄漁の 船も漁があったようで、鮭のピークな感じになっていて 今日の出漁の際に、外海から沖合いに向かうと 今まで重茂半島の沿岸沿いには鮭延縄漁船がいなかったのに 今日は、音部まで船が一ワッカ開けて海上で待機していた。 鮭の漁があったために、船が出てきたので オカのカゴを撤収しないといけなくなり 急遽、今日はカゴ道具を陸に撤収する作業漁をした。 このカゴ漁は、鮭延縄時期には延縄の邪魔になり オカの水深が浅い漁場ではできない。 延縄船が海を占領となり、ボンデン・発泡からローブが海底まで 続いていてこれに延縄がひっかかりと騒動になるので 実質、150メートル以下の水深ではカゴは禁止となる。 延縄の邪魔になるので、オカの道具を全部船に積み 陸の倉庫や外に保管する作業をした。 今日撤収のためにカゴを上げたが、まったく漁がなかった。 とくに魚が全然だった。ドンコもマタラもダメ。 イシダコの大大は数匹獲れて終了だった。 例年、12月はタコや魚が獲れなくなる。水が変わるからだ。 いくら頑張っても無駄。なので、休みが続く。 そしてはるか沖合いには毛がにが来る。 12月から岩手県では毛がにが解禁となる。 今年は、鮭延縄の商売をきっぱり止めた。漁師をして初めて。 そして家でも数十年ぶりに鮭延縄をやらなくて珍しいと言われている。 体の調子も悪いのもありと、鮭延縄を止めて沖合いでかご漁を することにした。12月から毛がにを獲ることができるので、 明日からは、毛がに漁になるが道具を移動して調査とかしないと いけない。水が悪ければ不漁だろう。 12月から毛がにを獲ることは、漁師をして初めてだ。 どの船もまず12月からは毛がには獲らない。というか、獲れないのがあり 9割が鮭延縄をし宮古は鮭が旬となるのがありと かごをすることがないといったほうがいいだろう。 鮭が旬なのに鮭漁をしなくて珍しいとまで言われているが、 体の塩梅がいまいちなので、鮭延縄の商売は今年は止めた。 寝ないでの商売なので、ぶっ倒れたり救急車で運ばれる 漁師がいるまさに、地獄漁といわれる鮭延縄。 親父の体が悪いので、やらないことにした。 明日からは、毛がにとなる。 |
2006/11/27(月)
| 気象が悪かった。いつもの日より、朝は暖かく 雨が降り出した。沖合いに出漁したが、 北風が強く吹きあれていた。海も時化ておりと 漁をすることを止め、帰港した。沿岸沿いに近づくと 南風に変わり強くなった。 6時過ぎに宮古港に帰港。明日も気象が悪い。 低気圧が発達して北日本を通過している。 明日も、休漁。昨日のアワビ漁は、ギリギリだったと今日の沖から 沿岸沿いの海状況を感じそう思った。 |
2006/11/26(日)
| 深夜過ぎに漁協の屋上のランプを確認すると まだ緑ランプだったので、まだ中止ではないと分かりまた寝た。 そして4時にまた起きてランプを確認すると緑色のままだったので 中止にはならないと思い、起きてアワビ漁の準備をすることにした。 朝は結構冷え込んだ。トラックにアワビ漁に使う漁具を積み 須加に走らせた。須加に着くと、まだ人も少ない。 サッパに漁具を積みそして家に帰った。 飯を食べてから、5時半前になったので再び須加に行くと 組合員でいっぱいだった。今日は日曜日、サラリーマンの 休みということもあり、組合員が多い。 出漁時間は5時半。5時半になったので、2艘サッパを降ろし 海に出た。船外機を引っ張ってかけたが、やはり寒さで かかりが悪い。何回もひっぱってようやくかかった。 暖機運転を多少し、ゆっくり走りながら港内を出て湾内に入った。 湾内は案外凪が良かった。目指すは、外海の重茂半島。 閉伊崎に舵を取りスピードを出して吹っ飛ばした。 このアワビ漁、場所取りというのがある。 早くその漁場に行かないと、遅く行くといい場所などには もうサッパが構えているので、早くいかないといけない。 閉伊崎を変わり、外海に出てトドヶ崎灯台に船首を向け 沖側から南下して突っ走った。南下しオカに入り、とある漁場に来た。 重茂のサッパが構えていた。ポイントを探し、そこにサッパを おらいでいると、どんどんサッパがきた。 ここの漁場は、重茂のサッパが多い。6時半操業開始で、10時まで。 6時半になり、皆一斉に海中にカギ竿を入れてバタメガシテ アワビを採った。サッパが溜まっているので、競争である。 遅い動きならば、横からカギ竿がスーーーと入ってきて 自分の下のアワビを横取りされてしまうので、 素早くアワビを採らないといけない。竿の技術と腕と目が採算をわける。 サシに合わないアワビが山で、合うのを目で素早く探しカギ竿を 突っ込んで引っ掛けて採った。昨年に比べると、アワビはいた。 この漁場がそうだっただけなのか分からないが、いた。 素早く海底にいるアワビ目掛けてカギ竿を入れ、カギで引っ掛けての 繰り返しで、息が切れる。水は案外良かった。 採って・採ってを繰り返し操業時間終了となった。 昨年と比べれば漁獲はあったが、昨年は密漁でほとんど盗られて 資源がなかったというのがあるので、今日の漁獲は 例年の漁と比較すると、まあまあだったといったところだろう。 親父は、相変わらず大漁だった。やはり、先生には勝てない。 漁師の中でもプロ中のプロを先生と言う。この先生は あまりいない。才能・技術が飛びぬけている人でしかなれない。 ![]() 漁具を後片付けをし、船外機をかけて閉伊崎に向けて走らせ 突端まで来た所で機関故障のサッパがおり、流れていたので ケダを取って牽引して帰港した。帰港まで、かなり時間がかかった。 今シーズン初のアワビ漁は、ようやく行われて 心なしか安堵した。今月は1回も行われないかとビヤビヤしていた。 ![]() これが天然のアワビ。 ![]() 刺身にして醤油につけて食べます。 ![]() これが、トシル(肝)。 身よりこのトシルの方が好きだという人が多い。 そして、トシルはちょっと苦手という人もいる。 ![]() それにしても外海の重茂半島から宮古に帰ってくるには 結構遠いと今日程、かなり感じたことはない。 |
2006/11/25(土)
| 依然潮が速い。道具がおったまっていて 取り付くことができず、三陸沖の各漁場に仕掛けてある 道具を移動して上げれるかを確認すること3時間。 南漁場のオカのところのほんの少しだけ潮がゆれていたので 上げることにした。朝の7時にようやく操業開始。 ほんの少しゆれていたが、やはり潮が速くてケダに効いていて バリバリバリとうなった。速く巻くことは不可能なのでゆっくりと巻き かごを上げると漁が無かった。かごにデロが付いてきて海底を 転げまわったようで汚かった。エチゼンクラゲが接触して カゴがクラゲまみれ。潮が速いと魚の入りは悪い。 かごを上げていくとイシダコ・ドンコ・ツブ・ホッケが入ってきた。 ![]() マタラも捕獲し、発泡に並べて入れた。 腹が膨れている程値段が良い。 こうやって発泡に入れて出荷する。 1本目の漁場のはさっぱりで、2本目の道具の取り付いて ゆっくり巻き上げると、宮古漁業から無線が入り 明日宮古地区、アワビの口開けとの連絡だった。 アワビの口開けなので、漁を止めて帰港した。 今日は2本だけしかすることができず水揚げがほとんどなし。 沖の凪はかなり良く晴天だったが、沿岸沿いは波毛だった。 ![]() 水揚げをしてから、アワビ漁の準備をした。 ![]() 須加でサッパを下ろして船外機の試運転 試運転をしていないと、いざ出漁となったときに 船外機がかからないとシャレにならないので 必ず前日に点検試運転をする。 海はあまり良い状態ではなく波毛だった。 明日、どうにかこうにか変わればいいのだが、水がバスクリンに 似たようなゴダメイダ水だったので視界は悪いはず。 朝、波だったらば止めると言っていた。 明日はアワビ漁、予定通り行われて欲しい。 |
2006/11/24(金)
| 今日の三陸沖は、物凄い潮が速くて速くて ボンデンそして発泡が潮の負荷で沈没していて 海面に浮くか浮かないか状態で、その上を潮が ザーーーーと激しい川の流れのようになっていた。 ボンデンは真横になってと、船をボンテン発泡の横に 着けてストップすると、船が南に流れていき ボンデン発泡が波をかき分けて北に走っていった。 なんか、わけが分からなかった。 潮が速くて取り付くこともできず、商売にもならないので 帰港することにした。違う意味での操業困難。 凪はややいい方だった。北から南に潮が流れているので 日本列島に船を走らせそして重茂半島のトドヶ崎灯台から北上した。 潮の流れで船に負荷がかかり、あまり走らずと 油をかなり食った。外海の重茂半島は大波がぶち当たっていて 時化ていてアワビ漁ができる状態ではなかった。 そして閉伊崎を変わり宮古湾に入ると世界が違って ベタ凪で平和だった。もし、この宮古湾を基準にしたらば 明日はアワビ漁ができるような状態だ。 日曜日までが凪がいいような気象。 月曜日からは雨が降る。今日は、口開けの通達はなかった。 明日、口開けの通達がなければ、その後は気象が悪くと 11月に1回行われるかどうか微妙。 |
2006/11/23(木)
| 本日は、休漁。倉庫でオカ仕事。 陸では、昨日の午後から夜まで物凄い突風が吹き荒れ 朝にはピタッとなくなった。 北西が吹けば 海の沖は大荒れ。岸から沖に行くに連れて 吹き降ろしが強くて海が掘れる。 その代り、北西が吹けば陸のすぐしたの岸沿いは カンコとなり影響を受けず海がぺたっとなる。 浄土ヶ浜から崎山にかけての岸は、山のカンコとなるので 北西が吹けば影響を受けず凪が良いが、岸から沖に向かうに連れて 海が荒れ狂って世界が違くなる。 明日は、高気圧に覆われるので時化ていた海も回復し 北西の風だったらば、山下の岸はぺたっとなるので もしかしたらば、明日アワビの口開けの通達があるかも しれないと予測する。今シーズンはまだ1回も行われていない。 多少凪が悪くても、アワビ漁が行われて欲しい。 もう日前がないのだから。 |
2006/11/22(水)
| 昨日は海が荒れて休漁。そして今日は出漁したが しょっぱなから海が荒れていた。 この時期としては珍しい、南西の風が吹き荒れていて 大波で船がドッテンバッタン。 沖合いの南漁場の道具を上げるとさっぱりだった。 タコもドンコも中々獲れない。相変わらず、毛ツブが大漁だ。 すっからかんもありと1本目は何にもならず 2本目の道具に移動した。時間が経つにつれて南西から南よりに 風が変わり海がまた豹変し船上に波がぶっ飛んできてと 立っているのもやっとだった。そして、アホウドリの大群が とにかくいっぱい。アホウドリが飛び回り始めて船の近くまできた。 空はアホウドリだらけ。アホウドリが狂ったように飛び回ったので おっかなくなり操業を止めて帰港した。 三陸沖は物凄い大荒れ状態で帰港する際もやっとだった。 沖で漁をしていたのは、自船だけで他にはなし。 宮古漁業の無線で明日にかけて、北西の風が23メートルで 波が5メートルで海は大荒れになると入った。 寒冷前線の通過でまた大荒れ。明日は、休漁。 陸上でも物凄い風吹きで春一番のような、とにかく強い風が 吹き荒れている。潮吹き穴が少し吹いていて、岸沿いは 大波が岩を乗り越えぶち当たり凄い状態になっている。 この調子が続けば、今週もアワビ漁は行われない。 もしかしたらば、今月は1回も行われないで終了となる可能性 がでてきた。11月に入りまだ1回も行われないという年は珍しい。 明日は、倉庫でオカ仕事。 |
2006/11/20(月)
| 朝から雨降りだった。凪は良かったが、 それが嵐の前の静けさだったことに後々気づかされ 11時過ぎになると気象が豹変して海が荒れてきた。 東の風は非常にたちが悪い。 漁を止めて帰港した。 気象が悪くなる前触れや大波や突風だと、アホウドリが異常に増えて 海を飛び回る。まさに今日はそれだった。 普段はあまり見かけないのだが、嵐になる場合は 決まってアホウドリの大群が海中を飛び回る。 カモメを見つけることの方が、かなり難しい。 ![]() 明日は波が7メートル。風速30メートル。 沖では操業はできないので休漁。 今月のアワビ漁は、低気圧が来ての繰り返しで海が荒れてと 1回も行われない。もしかすれば、今週も海が悪くて行われないと 思う。このような年は珍しい。自然には勝てないのかと思った。 |
2006/11/17(金)
| 2時前に起きて浜準備をして須加に行った。 まあらすも無くいい感じのようなので、出漁した。 鮭延縄船が日出島から北地方まで一直線に並んで 操業時間まで待機していた。閉伊崎をかわり沖に向かった。 鮭延縄船は南漁場には一隻もいない。 日出島から北地方までが漁場のようだ。 船がいないのでかご漁がまだできる。鮭の反応を見ると まったくなかった。やっぱり閉伊崎から南地方は鮭はダメなようだ。 反応をみながら沖に向かった。沖合いのポイントにつき ボンデンに取り付き巻き上げた。凪は昨日よりは良かったが 北西が吹き荒れ海が掘れて穴が空いて海面から噴水のように シュワーーと海水が巻き上がる。沿岸沿いからオカの海は 大陸の山の近くなのであまり風の影響は受けないが、沖になるに連れて 北上山地からの吹き降しが直になるので沖はかなり荒れる。 小さい船は荒れた海では操業することは難しい。今日もそれに 近い感じの海状況だった。朝方まではとにかく吹き降ろしで荒れた。 かごを上げたが空だった。上げても漁が無い状態。 沖合いのタコはわがんないようだ。上げて行ったが一向に漁が無い。 1本目を終わり南に移動しボンデンを確認すると、南ボンデンが無く 北ボンデンから逆さ上げとなり時間がかなりくってそして漁が無い。 ボンデンが切られていて2本目以降からは、北上げとなった。 しばらく沖に出てきていないので切られてなくなっていたのは 案の定分かった。かご漁をすれば必ず避けては通れない。 逆さ上げで結局4本しか上げることができず、漁はさっぱりだった。 不漁で帰港。昨日はかなり良かったが今日はうって変わって不漁。 中間地点の道具も南がなく、2本ぶり北ボンデンにマゴを付けて帰港。 時間がかかり宮古魚市場のセリに間に合わないので 遅くなると連絡し全速力で帰港した。 帰港後、急いで水揚げ。隣の船が今日から鮭延縄漁に出るようで 準備をしてた。鮭延縄船の全体的の漁具合を聞いてみると さっぱりダメのようで、漁がないとのことだった。 宮古漁協の定置網にも鮭は入らず不漁で、数百とか千とかで 昨年と比べるとさっぱりダメ。 昨年の定置網には鮭が大漁で大漁で大漁旗を揚げていた。 魚市場にも鮭があまり水揚げされていない。 鮭が足りない状態だ。定置網がダメだと延縄がいいのだが それが漁が無い。かご漁で沖合いまで行く時に調査してみると 沖にまでさっぱり反応もなし。南地方の定置網も漁が無い。 新聞にはいいように書いてあるが実際は良くない。現場では違うので 信じてはいけない。 鮭は11月下旬が一番のピークになる。 この調子のままいくと、昨年と同じ不漁となる。 エチゼンクラゲもかごを上げていると海の中に見えていた。 例年よりエチゼンクラゲの回遊は遅い。 今年は鮭延縄漁をやらないことにした。 かご漁でタコを獲ることにした。 漁師をしてきて、このシーズン初めて鮭延縄漁をしない。 他の船からは珍しがられるが、昨年まで不漁で漁に出れば出るほど 赤字になり何にもならない。そして寝ないでとなり 体壊しになるので、きっぱり止めることにした。 休みながら漁をし、毛がに漁の準備に取り掛かる。 帰港の際の三陸沖。 ![]() 端っこがトドヶ崎灯台。その横を見ながら列島に帰港。 ![]() |
2006/11/16(木)
| 昨夜の津波注意報で須加に行って船をみながら 津波が来るかかまえていた。 風吹きで寒く、低気圧が三陸沖に通過する。 津波は来なく22時過ぎに寝て2時に起きた。 ずっと浜を休んでいるので、沖の道具が切れているか不安で 無理くり出漁した。相当海が悪くて暴風そして高波 激しかった。三陸沖にでていたのは自船だけで他はなし。 操業するまでしばらく船を支ながら凪が多少良くなるのを 待っていたが、あまり良くもならず沖まで来たので 道具に取り付くことにした。 西の風が強くて強くて かごがかっこまって変形してそして船が右舷方向に波とともにもって いかれ、取り舵にゴーヘーさせ立て直しかごを上げた。 風の音がビュービューそしてエンジンの音しか聞こえない。 体が持っていかれそうになり取っ付きながら上げた。 上げていくうちにイシダコが獲れだした。船を立て直すのと 体をもっていかれるのを繰り返しながらかごを上げていくと どんどん獲れだした。漁があったので、帰港せず次の道具まで 移動してかごを上げるとまたまたイシダコが獲れだした。 今日はイシダコが大漁だ。上げていけば行くにつれ どんどん獲れだし生簀は満杯になった。 凪は次第に良くなったが北西の風が強く大きい船じゃないと 沖では操業はできないような海状況。 無理やり道具を巻き上げかごを上げの繰り返しをし 5本ぶり上げた。いつになくイシダコが大漁だった。 魚市場にはタコがあまり水揚げされていないので 浜値が依然高い状態なので、今日の大漁で水揚げ額がかなりあった。 大荒れの中の漁で精神的・肉低的にもクタクタだったが 良い感じの疲れで充実した。久しぶりのいい疲れだ。 明日は沖合いを上げてみよう。 本日の沿岸沿いの海状況。 低気圧の影響で沿岸沿いは時化ているので、アワビ漁はまだ無理。 ![]() ![]() 岩に波がのし上がっていてと岸に寄りサッパでは危険。 |
2006/11/15(水)
| 本日も休漁。 昨夜から朝方にかけて強く雨が降り続いた。 倉庫でオカ仕事。網作りとマゴ作り。 明日の気象は、低気圧が日本海から三陸沖に抜ける。 雷そして突風が吹き荒れるかと思う。 地域的には雪が降りそうな感じがする。 明日も漁に出れるかどうか難しい気象だ。 |
2006/11/14(火)
| 寒冷前線が覆っていて気象が悪かったが出漁してみた。 港内を出て湾内に入り北上すると、姉ヶ崎から北地域にかけて オカの浅い場所で鮭延縄船が一直線上に ならんで操業時間まで待機をしていた。 日出島から閉伊崎までは船はいない。 そのまま見ながら北上し閉伊崎を変わり外海に出ると はるか南漁場でサンマ船がライトを左右に照らして漁をしているのが 見えたが他の船はなし。おかしいなぁと思いながら沖合いに 走らせていくと、かなり強い南風が吹き荒れてきて どうにもできず沖に向かわずユーターンした。 操業困難で帰港。本州最東端のこの重茂半島は 一番気象や海の影響をモロに受ける漁場で東北の玄界灘といわれている。 宮古湾から北はへっこんでいて、かんこになり少しおきでも 閉伊崎よりはでなくて凪も良い。 ハナペになると一番被害も受けやすくと同じ海でも違う。 帰港しながらオカに並んでいる鮭延縄船をみながら湾内に入り 港内に入り係留した。11月に入り低気圧が連続して 日本列島にきている。アワビ漁もできるような状況ではない。 凪が良くなってそろそろかなと思うと低気圧がきて時化る。 この繰り返し。もしかしたら、今月のアワビ漁は1回行われて 終了かもしれない。海が回復して時化ないことを祈る。 |
2006/11/13(月)
| 発達した低気圧の影響で、本日も休漁。 寒冷前線通過で西高東低気圧となって一段と寒くなった。 今日はマストのペンキ塗りをした。 ![]() ペンキは造船所から買ってきて容器に入れて使い 白ペンキにもいろいろ種類がある。 ![]() ブリッジの上に登り、ブリッジ上のマストからペンキ塗り。 マストは亜鉛で錆びないが、金属に触れたりして時間が経つと錆びる。 サンダーをかけた場合その部分が錆びるので サンダーをかけて錆ペンを塗って乾かしてから白ペンを塗る。 新造船から20年経っているので、至る所にガタがきていて 修理の繰り返し。マストも錆びて穴が空いている部位もあり これからの毛がに漁の時にはかなり海が荒れるので 船が上下にドッテンバッタンとなったらば、マストが折れるかもと心配。 ![]() ブリッジ上には、レーダーがありこの棒みたいなのが 竹コプターのようにぐるぐる回って 電波を出して反射をキャッチ。 アルミにも反応するので、視界が悪いヤマセの時とかに ボンデンにビール缶をいっぱいくっつけておくと 反射でボンデンが船のように映りとビール缶も便利になる。 陸でのゴミが漁業では道具になり、コーヒー缶で夜光シール張って ボンデンにつけたりその他いろいろ。 今日は一段と寒く、北西が吹いた。 明日、たこ漁に出漁。 |
2006/11/10(金)
| 深夜起き浜の準備をし須加に行くと変な風が吹いていた ので、なんかおかしいなぁと思い船に行きアンカーを巻いていると 南東の風が体に当たった。 なんかおかしいなぁと感じながらアンカーを巻き上げ船を 走らせると港内は湖のようにベターとして平和だったが 湾内に出て浄土ヶ浜沖を通過して閉伊崎近くになると 海が豹変した。沿岸沿いはあまり大したことはなかったが 沖に行くに連れて南東の風と沖波が非常に強くてかなり 荒れていた。1時間くらい走り沖に向かっていると 海が荒れ狂って操業できる状態じゃなかったので 漁をやめることにして帰港した。 沖は世界が違かった。沿岸沿いに近づくと弱まってきて 湾内そして港内に入ると湖のように平和でベターーとしていた。 5時過ぎに帰港。アンカーを下ろしゴスタンして係留をしていると サッパで釣りをする漁師が船に来て浜のことを聞いたので 時化ているからやめた方がいいと伝えた。 湾内の沿岸沿いでもサッパではドッテンバッタン。 そのことを聞くと釣りにはいかず休むことにすると言った。 久しぶりに沖まで行って操業せず帰ってきた。 秋のこの低気圧は発達するとかなり怖いので侮れない。 休んで倉庫でオカ仕事をしボンベを船につける作業をした。 |
2006/11/9(木)
| 低気圧後の海状況なのでまだ悪いかと思ったら そうでもなく案外凪は良かった。 いつもの時間帯より早く出漁。鮭延縄船が閉伊崎北から 田老〜真崎〜島越とオカに並んで操業まで待機をしていた。 先日の満月の大漁で船が出始まったようだ。 閉伊崎から南には船が1艘だけで、まだかご漁ができる状態。 この閉伊崎から南地方にかけて数年前から 船が並んで延縄をあまりしない。 場所が悪くて崎山から北地方じゃないと鮭が釣れない。 なので、鮭延縄船は出漁すれば真っ先に北に向かって走り もう並んでいればそこで間隔空けてストップとなり 岩手県の北から一直線に並ぶ。いつも北がメインとなるので 遅くなっても南漁場に並んでというのがここ数年かなり少なくなった。 鮭延縄をやらない船が多くなったと言ったほうがいいかもしれない。 閉伊崎から南漁場は、かご漁ができるので今時期でも 延縄船の邪魔にはならないので北地方よりいい。 北地方となると、延縄船がメインとなって漁場を占領となり かご漁はできず道具を上げないとボンデンや海底までの ロープに延縄が引っかかり延縄を上げることができず 無理やり引っ張って上げると切れてしまってかご船ととトラブルになる。 北地方で操業するカゴ船は この時期実質的に禁漁となる。別に禁漁が決められている 訳でもなく、鮭延縄の邪魔になるから上げろという感じになる。 宮古のかご漁船は自船も含め3隻。今日も連絡しながら漁をした。 重茂半島のオカのドンコ根の漁場で、どんこ漁をし 沖でタコ漁をした。水が変わったようで月曜日よりは 漁獲が少なかったが、まずまずの漁だった。 9時前になると南が強く吹いてきて海が掘れて大荒れとなって 操業できる状態でなくなり途中で止めて帰港した。 天気予報では2mだったが、現場の最前線では4m以上。 船首から波が飛んできて普通にも走れずスローだった。 明日もタコ漁に出漁。 |
2006/11/8(水)
| 発達した低気圧の影響で海は大荒れで漁も休んだ。 昨日の午後は物凄い風と雨だった。 トロール船も休み。それ程、発達した低気圧が結構凄かった。 陸にいてはあまり感じないが、海何処から三陸沖までは まず同じ宮古でも気象が違う。 倉庫でオカ仕事をし、ボンデンとためて発泡をくぐした。 アワビ漁はしばらくは行われない。海が荒れれば、 アワビは深い海底に逃げてしまって、波明けの凪がいい時に すぐには上がってこないので、凪が良くても数日待たないと アワビは上がってこない。もし開けると、アワビがいなくて意味が無い。 また低気圧が接近しているので、またアワビ漁も延期になりそうな 気配がする。低気圧が接近した月曜日の朝は今までに無い 朝焼けで非常に珍しかった。 ![]() 三陸沖のアメリカ方面。朝の4時50分くらい。 2時時くらいから、はるか沖合いでは雷がしていて ピカッ・ピカッ・ゴロゴロと 空が暴れてファイナルファンタジーな世界だった。 日本列島にいてはまず見られない。 寒冷前線が通過すると気象がおかしくなる。 怪しげな閃光がほどばしって、暗黒の世界のようだった。 上記の写真の時間帯では、日本列島ではまだ暗いと思う。 アメリカ方面は日が差すのが早いので、日本列島にいる人との 日差しの時間帯もまず違う。 このような朝焼けは危険な状態になるという自然の印でおっかなかった。 かなり珍しい。波の波長が結構あり、沖は凪が良いが オカの沿岸沿いの浅い海域は波長の影響で時化ていた。 昨日と今日でボンデンや発泡作りをして道具をストックした。 月曜日は鮭延縄が大漁で、隣の船が320匹釣ってきた。 そろそろ時期なのかと思ったが、おっかないかき回しがあり かごでも普段入らないサバが入ってきて珍しく、エチオピアや イカ・ギス・マタラ・ナメタ・フグロカツカ・なども捕獲した。 ドンコが現時点で魚市場にあまり水揚げされていない。 トロールも不漁で、ドンコが無い状態で高値。 イシダコもいつになく獲れて300kgで大漁だった。 タコも水揚げされてないので、浜値も高く水揚げ金額も高く 鮭をするよりタコ漁をしていた方がいいように思える。 海の中がなんか狂っている感じがした。 明日もタコ漁に出漁。鮭延縄に変更予定はまだなし。 |
2006/11/3(金)
| 沈没している道具をシマル曳きをして引っ掛けて上げる 作業の為、出漁。祝日で魚市場が休業だったが 海底に沈没した道具を平日にシマル曳きとなると 通常通りの漁はできず、暇だりで水揚げもなしになり 何にもならない。水揚げに非常に影響が出るので 平日にはまずやらない。休日となった時の 凪がいい日だったらやることで、セリの時間帯に拘束されることも なく気持ち的にも楽になる。 今日は、2本沈没している道具をシマル曳きの為だけに沖に来た。 凪はかなり良かった。大きい船なのでベタ凪に感じるが これがサッパだと時化になりそうな感じの海状況で サッパはどんぶらこ。 シマルを海に投げ入れて、重りの石を付けて海底に落とし入れて 船でスローで海底を引っ張った。 シマルが海底を引っ張りながら沈没した道具のケダに引っかかる ようにするがこれが中々難しい。真下に落ちることはなく 流れながら海底に落ちる。水深が160mまで着地となると 潮の影響で付くまではどこにシマルが落ちるかとうのがあり いわゆる勘に頼るしかない。 今日は潮が揺れていたので一発でかかり道具を上げた。 2本ぶりで6時間はかかる。 これが平日となると水揚げは無いに等しい。 休みの日にやるしかないのである。 沈没した道具を全部上げて北南に発泡とボンデンを付けて また道具を入れる作業をして帰港。 |
2006/11/2(木)
| 昨日とはうって変わって凪が良い。 もしや、またあのように変化するのかとビヤビヤしながら漁をしていると そうでもなくずっと穏やかな海だった。 今日はカミヨイルカが船に来た。来たというか、道具を入れている進路上 イルカの大群にぶち当たった。 カマイルカではなく、カミヨイルカ。大きいカミヨだ。 海中からジャンプして跳ね上がり 背びれをだしてまた海中に入っていく。 他のカミヨは跳んだりして楽しそうだ。 水族館のようだった。シャチのような柄のイルカ。 これがカマイルカだったらば、全身ねずみ色で 鮭漁の時には海中をかき回して鮭をいなくしてしまい 鮭漁では敵となる。 カミヨイルカも通り過ぎていった。心が和んだ。 こういう時、海はいい。精神的にも疲れがとれる感じがする。 カゴを入れ終え、オカに向かった。 オカの道具が気になったのもあり、実は先月の31日に同業船から連絡が あって、ゴンドウクジラがかご道具に絡まって、ケダが体にまっけぇらさって アンカーが刺さって上がってきたとのことで 道具が切れて流れて曳けていておかしいとおもったそうで 上げてみたらばゴンドウクジラが上がってきて どうにもこうにも上げることもできず、アンカーぐずらきっぱらって ざっつぁますだったらしい。 クジラは臭かったとのこと。アンカーが刺さったということは 鯨が海底をかき回してそして道具を固定していたアンカーに 接触したということになる。 先月から、漁がなかった。上げてもイシダコが3匹とか漁無しで 数日経つと獲れて来て大漁だったりして 鯨が海底をかき回してタコをおっぱらっていたと予測する。 タコは怖くて逃げるのでかごに重なり合って入ったり 沖やオカに逃げてまったく獲れなかったりとなるので 鯨の影響があったんだと思った。 ゴンドウクジラが海中から上がってきてアンカーのケダから 切ったということは、海底に沈んでいって自船の道具に乗っかって 根っからまって道具がどうにかなっているのか心配だった。 その同業船の道具の近くだったのでクジラ倒しになるかと 心配で心配でオカの道具を上げたら、ゴンドウクジラがかかって いなくて安心した。上げた道具には、タコが多く入っていて 大漁だった。クジラが海底をかき回して泳いでいるようなので アンカーに接触してほしくない。 明日は祝日だが、シマル曳きの為出漁。 |
2006/11/1(水)
| 昨日の天気予報は波が1メートルで凪が良い予報だった。 アワビの口開けの通達がありそうな感じがした。 沖合いの漁場に行くと風が無くそしてベタ凪で気持ちが悪く 潮も行かず発泡にも負荷がかかっておらず ケダをいつもより速く巻き上げた。 こりゃー明日はアワビだなと予想しながら1本目を上げた。 漁が無かった。どんこが3匹だけ。 餌を取り換え次ぎ上げる時の為用に道具を入れた。 2本目の道具のポイントに移動すると次第に海面が 逆立ってきて風が吹いてきた。 天候は晴れだったが、曇り空になりやがて北風が強く吹いてきた。 かごを上げ、イシダコとドンコを獲り餌を付けて左舷に積み重ねて 数十分。北風がさらに強くなり、海面がうさぎになった。 海面が白くなってきて穴があいた。 なにかおかしいなと思いながらゴーへーしてカゴを上げて行くと 船が上下に大きく揺れるようになり、北の突風が吹き荒れた。 カッパがバタバタとたなびいて、外の音が風のビュービューする音だけしか 聞こえなくなり海がもしおを変えて豹変した。 北の大波となり激しく突風が吹き荒れ海が山のようになり 船が上空に持ち上げられ海面に叩きつけられると ハサミからケダがバッツンと外れて吹っ飛んだ。 船首が海面と同じ平面となってギリギリ海水が流れ込んで きそうでこない状態になって、船が海の中に沈んだような 錯覚となった。なにもかにも話しにならない。 立っているのもやっとだった。宮古の船は1時間前に帰港し 以南の船も頑張っていたが帰港していった。 マタラ船も帰港。自船もちょこっと頑張ったが 頑張れるような海状況ではなく毛がに漁の激しい海状況となった。 大波が襲ってきて船首にぶつかると体が前に吹っ飛び ぶつかった波が船首を超えてきた。なにもかにもだった。 天気予報は嘘だった。波は5メートル以上だ。 操業なんてできないので途中で止めて帰港。 9時過ぎに沖合いから帰港したが、普通に走れず最低回転の500回転で 徐行並に人が歩くくらいゆっくり走った。そうじゃないと走れない。 船が転覆するんじゃないかとおっかなかった。 どうにかこうにか宮古湾に入ると、宮古湾も北波が入っていて 大荒れだった。観光船も上下に飛んで波がぶっ飛んでいた。 宮古港内に入ると今までの海が嘘のように湖状態だった。 世界がまったく違かった。精神的にも疲れた。 |