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日頃、海での出来事などを書きたいと思います。
(何かあった出来事等、不定期的な日記ですのでご了承ください)
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2005/3/31(木)
| 低気圧の影響で、海が大荒れで数日間休漁。 本日やっと出漁できた。最終日なので、海状況が悪かったが 無理くり沖に向かい、かごを巻き上げた。 置いたこともあったのか、それとも水が変わって毛がにの漁が 出てきたのか、1本終わる頃には今までにないくらいの 漁獲となった。次のポイントに向かい2本目、そして3本目を 上げていくとかごに入ってくる。3月に入ってから、不漁気味だったが 本日は、今月一番の大漁となった。 昼過ぎまで操業し帰港した。セリにぎりぎり間に合った。 夜の23時59分までが毛がに漁時間終了なので、 2回目の出漁をすることにした。 今から、出漁。夜の19時過ぎから時間終了まで毛がに漁となる。 最後なので寝ないで操業し、明日帰港。 |
2005/3/25(金)
| 昨日の夜に、船に行きアンカーを張り直し船尾から係留している モエを伸ばし2本係留し、激突を防ぐ為に後ろにペンズリを2つ下げた。 今日は、物凄く風が強く。港内から湾内の重茂半島のすぐ下の 沿岸沿いには、吹き下ろしの西風で波が岩の上にのし上がってぶち当たり 遠くからひどい状態が見えた。海上は物凄い。勿論、沖に行けば 行くほど海状況は最悪。今日は、休漁。 明日もかなり荒れるので、漁にでれるかどうかという状況です。 |
2005/3/24(木)
| 日曜日以来だろうか、今日は最後まで漁をすることができた。 今週は、気象に恵まれず海が大荒れで途中で帰港や休漁が続いた。 今日は、昨日の影響が深夜からあったけど、朝方には徐々に海状況が 良くなり、うねりも弱くなり昼前にはいい凪になった。 風がほとんどなく、それだけでも最高な状態だった。 久しぶりに上げたのもあり、かごの中に毛がにが多く入っていて 漁獲がかなりあった。大漁まではいかないが、良い漁獲だった。 ボタンエビ・マタラ等捕獲したが、どんこは全然漁が無く2匹だけ。 かごを480個上げて、2匹だとまったくもってダメだ。 毛がに漁なのでl仕方が無いが、狙う漁場海域が違うから仕方が無いかと。 カレイ類は、入らない。それも、海域や漁場が違うから。 船によって商売が違うので、どんこ専門・マタラ専門・カレイ専門等 それぞれ、それを狙った商売をしている船があるのである。 漁を終わり、帰港すると日本大陸に近づくほど海状況が 悪くなり大波・うねりが高く沖とは海状況が違ってビックリした。 重茂半島の突端の閉伊崎のすぐ近くで、イサダ漁をしている船 がおりバキュームで吸い取っていた。イサダは、バキュームで吸い込み 海水とイサダを一緒に吸い取りヨゴダに入れる。 閉伊崎の地形は返し波が起こるので、付近はかなり海が悪く イサダ船は左右に大きく揺れながら漁がしづらく苦戦していた。 今日の夕方から低気圧の影響が強くなるので、明日は漁に出ることが できないかもしれない。風速30メートル、そして波が3mから7mと 台風並み。休漁となりそうだ。 |
2005/3/23(水)
| 気象が悪く、沖合いは風が吹きすぎ漁ができず 本日は、休漁です。倉庫で、かご修理や道具作り等をし 海で作業する仕込みをした。これをしないと 海に出て漁をすること自体ができない。 海に出るのにも、この作業が一番大事で陸仕事が 第一というのがある。竹もなくなったので、知り合いの山から 竹をもらうことになり、今度山に登り切ることになった。 昨年は、崖からツクトレてスライディングで落ちていったが 怪我が無く運が良かった。今年は大丈夫だろう。 それにしても、今日の風はいつもより暖かい。 もう春だなと感じた。 |
2005/3/22(火)
| 深夜から風が強い。沖合いに向うにも風波で船が 揺れに揺れこれは操業できないんじゃないかと 思いながらも船を走らせた。 朝の3時半に沖合いに着いた。南風が強く風が海面の上に 吹き付けるので穴が空いたようになりへこんだ状態にさらに風が吹くと それが波となりザーーーーと北に勢いよく飛んでいく。 後ろからその波を見ると改めて速さにビックリした。 南から北にかごを上げるので、南風波で船の後ろがクルッと 持っていかれ半回転しそうになりそれと立て直すのには 結構な操縦が必要になった。アスタン(バック)すると、 南風波が船尾にぶつかり船がドツッとなり、船体に衝撃が走る。 体も持っていかれ立って踏ん張るのが疲れる。 道具を巻くが、海底から道具を巻いているので ロックされた状態で、どうにもできず船が持っていかれと 操業するのにもやっとだった。太陽が出てくれば多少凪ぎるのだが 今日の海は凪ることもなく、ますます強くなった。 着ているカッパも強風でバタバタと旗のようにたなびき、体が持って 行かれそうになるので手すりに取り付きながらそしてかごが 倒れないように支えながら作業をした。 漁の方は、さっぱりでツブが山。漁をするんじゃなく、船を支えている ような感じで海上は風の音で外に設置してある無線スピーカーからも あまり音が聞こえない。 1本目を終え、2本目、そして3本目を上げてからだろうか 今までよりさらに風が強くなり、船尾がクルットもって行かれ そして真横になったとたんに強い横風を喰らい船が左舷に大きく傾き 引っくり返りそうになった。ゴーヘーもできず、なすがままで 引っくり返るか引っくり返らないのかは、運まかせだった。 ギリギリの線で船が引っくり返ることがなく運が良かった。 もう操業はできず、取り止め逃げ帰った。 数時間だけの操業で、宮古港内に着いたのが8時だった。 相変わらず、沿岸の海はプールのような状態で まったく世界が違いそう思うと、気が抜けるのか どっと疲れが体を襲った。 明日も、浜になるかどうかだ。今週に入って、気象に恵まれない。 |
2005/3/21(月)
| 今日の港内は、沼のようにぺターっとしており風も無い。 岸壁で船のモエをゆるしたりしエンジンをかけ無線を入れた。 出ている船がいるか確認すると、戻ってきているとのことだった。 南がてぇぺぇ吹いていて、凄くてかごを上げれるどころじゃないから 戻っていると言われた。港内の同業船も無線に出て、南が吹いていたら 無理だということでそのまま帰っていった。 少し時間を見てから凪るかなと思い時間をつぶしてから出てみた。 港内から湾内は、風も無く沼のようで波形も一切無い。 気持ち悪い海で、こんなことは滅多にない。静か過ぎるのだ。 北上すると、ごうけつ漁師の船が斜め後ろから走ってきたので 合流し一緒に沖に向かった。宮古湾内だけが良く、外海に出て 沖に向かえば向うほど、山からの吹き下ろしの風が強く、そして8度線まで 行ったら、シャレにもならない強風が吹き荒れてきた。 白波が立ち風で持ち上げられる波で、船が揺れに揺れた。 出ている船もいなく、少し沖にまた走ったらますます強くなった。 『なんだぁえぇ、てぇぺぇだがね。こりゃ、無理だぁがねんす』 ごうけつ漁師が無線で喋ったので、こちらも応答した。 『相当吹いったぁようですね。なんか、ダメじゃないですか』 『ダメっつぅもんじゃねぇな。稼げねぇぞこんなのは。オラの船じゃ 無理だから、帰えっけぇにえ』 『そうですね。かごを上げれるような海じゃないし危ないっすよ』 こちらもそう応えた。 ごうけつ漁師もたまらず、そのまま帰港していった。 自船は、1番大きな船なので多少の時化でも漁ができるので 風の影響が多少弱い南に向った。 南に向ったが、一向に風が弱まることも無く斜め沖に走ったが 風がさらに強くなり、海がもしおをかえ荒れ狂った。 操業困難と判断し、自船も帰港した。本日は、休漁。 全船、操業できずにお休みとなった。 明日の気象も怪しいようだ。特に23日・24日は、発達した 低気圧が日本列島を覆うので、海は大荒れで休漁と なるかもしれない。今週は、気象が悪いみたいで、 25日に雪が降る予報。今週2日稼げればいいが・・・・ |
2005/3/20(日)
| 日・祝日で、魚市場は休業ですが漁期が迫っているので 休みも関係なく漁に出た。朝方は、凪が良くぱやぱやと 風が吹いているだけで波もそんなになく天気も良い。 2日ぶりもあり、かごを上げると餌が残っていて毛がにも あまり入っていなかった。北漁場程、スムスもたがっておらず 餌が付いて腐っていたりと全然ダメだったので、 南漁場に移動した。南は、餌も分解され骨皮となっていて ツブが山。毛がにもポツリポツリと入ってきて、1本終える頃には それなりに捕獲できた。南漁場がいいようなので、南だけを 上げることにし、それぞれ仕掛けてある道具を上げてみると 漁がないが、本数を終わる頃にはそれなりの漁獲だった。 400g以上の毛がにが少なく、それ以下の漁獲が多かった。 マタラがほんの少しだけしか入らず、かわりに水ダコが入っていた。 かごの中に入っている毛がにを食べていて、毛がにがバラバラに。 ボタンエビそして潮が沖からオカよりに入ってきたので ズワイガニが入っていた。こっこなので、放流。こっこばかりが かごの中に入ってきた。その後も、かごを 巻き上げたが、パッとしない。いっぱい獲れるかなと思いながらも どんどんかごを上げたが、パッとしなかった。 お昼過ぎまで、操業し帰港した。 明日も、出漁する。 |
2005/3/19(土)
| 昨日の天気図を見ると、塩梅が悪い。 風も収まることもあまり無く、深夜になりそして 丑三つ時に起きて外に出てみると風が強い。 着ている、ヤッケもたなびいて肌にも強い風が当たる。 陸でこんなんじゃ海上はもっとある。 船に行ったが、岸壁も塩梅が悪く隣の船が 帰港していた。沖に行く前に、戻ってきたそうで 相当風が強くて、網を上げれるような海じゃないとのこと。 風波がてぇぺぇで、みんな帰港してきたと言われた。 無線で連絡しても、戻ってきている船からダメだと言われ 出て漁をしている船はいないと。 港内も、もしおを引いていて沼である港内がこのようだと 湾内・外は、3倍ひどい。操業困難と判断し、休漁。 倉庫で、道具作りやかご修理の作業をすることにした。 日曜・祝日だが、日前が無いので休みも関係なく漁をする。 明日は、今日よりは海状況は良いだろうと予想する。 |
2005/3/18(金)
| 発達した低気圧が北日本を覆い、海は大荒れの為に 本日は休漁です。陸でもかなり強い南風が吹き 港内の海面は波立ち、風が強くていろいろなものが 飛んで散乱するくらい強い風だった。 明日、出漁するが午後でも風があまり収まらなかったので 明日漁になるか微妙だが、起きてみて外がどんな感じなのかを 見てから決めよう。出漁しても、今日のように閉伊崎から途中で ユーターンして戻ってくることもあるので。 |
2005/3/17(木)
| 昨日・今日海は凪が凄く良くて深夜からべた凪。 山田湾を彷彿させるような沼のような海で風もほとんど無し。 こんな海状況は今年になり初めてで、プラカラと漁をし 潮も無くロープが揺れる。こんなに凪が良すぎると 漁獲はダメなのだが、あまりそうでもなくやや大きいサイズが 多く捕獲できた。相変わらず、マタラが多く入りこんな年は 今までにない。400個以上かごを上げて、ドンコが3匹で まったくもって漁がない。獲れるのは、毛がに・マタラ・タコそして ボタンエビが入ってきた。海底の水が変わり、餌に緑色のドロが付いてきた。 きよ水の影響が多少出てきた。きよ水が来れば、魚は全然というか ほとんど獲れず、毛がにも砂の中に隠れて捕獲することが できなくなる。昨年は、もう影響が出ていて獲れなくなってきていたが 今年は、全然獲れないまではいかないが数日経てば きよ水で魚が獲れなくなるかもしれない。海も変化する。 刺し網は、まったく漁がないとのことでゴミがたくさんかかってくるらしい。 きよ水が来れば、オットセイ・アザラシが南下してくる。 また、今年も遭遇することが楽しみだ。 イルカは沖合いに泳いでいて、船にくっ付き回る事が2回あった。 クジラはそろそろ。シャチはたまーに見る。 シャチのオスは、背びれが直角で長い。シャチはおっかないので 抗うことはいけないのでそっとしておく。船なんて、ひっくり返されるから。 イルカ以上に頭脳が良い。海のギャングそして生態系でも海では 1番強いのがシャチで、かなう敵は皆無だ。クジラだと思ったら シャチだったというのがある。抗うことなかれ。 発達した低気圧が日本列島を覆い、操業している朝の9時にはかなり強い 南風が吹きあれ帰港する船が多かった。自船もいつもより早く帰港した。 海がかなり荒れるので、明日出漁できるかどうか難しいところ。 深夜に起きてみてから、出漁するかしないかとなる。 |
2005/3/15(火)
| 朝の3時過ぎに出漁した。 隣の刺し網船が岸壁に係留していたので 漁が無くて休んだのかと思いながら沖に向かった。 海が悪い。波風もありスピードを出して走ることもできないので ゆっくりそして塩梅を見ながら南沖に向かった。 沖に着くと南風が強い。船尾の囲いのドアを閉めてケッツがもって いかれないようにし道具を巻き上げた。 今日も餌が残っている。昨日の餌に新しい餌を付け2匹にし かごを重ねていった。かなりな強風で船も持ち上げられて南波と いっしょに北に勢いよく持っていかれた。アスタンにし、船を戻した。 サーフィンをしているみたいで、波に持ち上げられ北に持っていかれる。 巻いているロープも斜め船尾にたなびき、ヘラに絡まないように気にしながら アスタンした。北西よりたちが悪い風波だ。漁もあまりパッとしない。 ヨゴダで7割りくらいの漁獲だったが、この頃大きいサイズの捕獲率が高く カッツァが大きい精のいい毛がにが入ってくる。漁があるときには 粒揃いが入ってくるが、今日はそんな感じに近い。 スムスもたがっておらずにショッコリしていて毛がにの入りも 悪いが道具を上げ終えるとそれなりの漁獲だった。 漁がないがパッとしないが、それなりの漁獲でなにがなんだか。 今日は、ズワイガニのこっこを捕獲した。砂泥だらけだったので サンスイでぶっかけると、水晶のように輝いている目を初めて 見た。猫の目玉にそっくりでそして透き通っている。 毛がにの目とはまったく違う。こっこなので、放流した。 特大マタラやコタラ、スケソウなど今日もマタラ類が多く獲れた。 12時過ぎに漁を終え帰港した。オカになるにつれて凪が悪く、 沖とはまるっきし違いビックリしながらも船をさらに走らせ 閉伊崎付近に来ると、イサダ漁をしている2隻の船がいた。 こんなところにイサダがいるんだなと思いながら 漁をしているのを見て帰港した。港内に着くと、いつもとは違い カモメが海面に飛び込んでいるのだ。飛んでいきなり海面にオモイッキリ落ち 何かを食べている。港内中、変わった行動をしているカモメだらけで 何かおかしいと思い海中を見ると、小さい魚がうようよいる。 チカかと思ったが、なんか違う。津軽石川から放流した鮭の稚魚が 港内にいっぱいいるのかなと思ったが、大きさが違う。 隣の石油会社の船の人に、なんの魚かを見てもらうために タモですくってもらった。鮭?チカ?かなと思いきや イワシだった。海中イワシだらけ。海面すれすれに大量発生したイワシが わんさか泳いでいて、たもを海に突っ込んで簡単にすくえるのだ。 夜のおかずにすると言って、たくさん獲っていた。 カモメが海面に飛び込んでいるのは、イワシを狙って食べていたことが 分かった。係留している船から港内を見るとたくさんのカモメが 同じ行動をしてた。 イサダ船が水揚げしているのをみて、網洗いでイサダが海に流れ そのイサダを食べる為にイワシが港内に入ってきた。 釣りをする人には分かるかと思うが、ピンク色のすごく小さいエビで 巻き餌として針近くに投げ込むもので、養殖場のハマチなどの 餌になるのがイサダである。 イワシが獲れないといっていたが、港内はイワシだらけでビックリした。 今シーズン初めて、海藻類の口開けが行われサッパで帰ってくる 漁師が多数見ることができた。マツモは全然生えていないそうで 少しだけしか採れないそうだ。ひじきはいっぱい生えていたらしい。 明日も、海藻類の口開け。自船は、毛がに漁に出漁。 |
2005/3/14(月)
| 昨日に餌を取りかえ仕掛けた道具を上げることにし そのポイントまで向った。今日は、時化るまでいかないが まずいいほうの海だ。 沖合いに着き、道具を上げてみると餌が少しだけ食われた まま残っていた。毛がにも入っておらず、2個3個と上げてみたが 餌がそのままだったり、少し食べられていたりと毛がにもほんの少しだけ だった。漁がなくなったのかと思いながらも、次のポイントに向った。 2本目を上げると、3個に2匹くらいの割合で毛がにが入っており 2本目を終える頃にはヨゴダに半分以上になっていた。 餌がそのままだったり、少し食われていただけで漁が無いが それなりにポツリポツリと獲れた。 ここ数日、ボタンエビが入らなくなり変わりにマタラが多く入った。 水が変わりだしたのだろうか。 明日、かごを上げてみれば漁具合が分かるだろう。 |
2005/3/13(日)
| 週末は冬型の寒気がきて海も荒れた。 昨日も海が大荒れで出漁できず、夜の天気予報を見ると 気象が悪く北海道の北には低気圧があり、日本海側は大雪。 三陸沖の波の高さが5メートル後4メートルだった。 予報がそうだったので、おそらく漁に出ることができない だろうと思い、一様夜中に1回起きてみて 須加に行って気象を見ることにした。 丑三つ時に起き、須加に行った。10分くらい様子を見て 空や風を感じると、よさそうだった。磯鶏工業地帯の白煙が真上に 上っていた。西風もない今がチャンスと判断し、沖に行くことにした。 船に行き、エンジンをかけアンカーを巻き上げ港内を走り湾内に出た。 宮古湾内に北波が入り、北上すると上下に船が大きく揺れドッテンバッタンと なった。ちょっと無理かな?と思いながら、スピードを落とし北上を続け 閉伊崎の突端を通過し、外海に出た。 オカ海は、大荒れで船が大いに揺れる。 またスピードを落とし沖にゆっくり走った。沖合いに着くと、北風が強く吹きつけ 海面が白くなりそしてうねり波が高い。船が持ち上げられ海面に叩きつけ られながらも、ボンデンに取り付きラインホーラーにロープを挟んで 巻き上げた。2日ぶりもあり、毛がにがいつもより多く入っていた。 餌を交換し道具を入れ終え、次のポイントに向った。 時間が経つにつれ、海の状況も良くなってきて北風も弱くなり 朝日が出る頃には凪が良くなった。 2本目を上げると、ポツリポツリと毛がにが入ってきて 終える頃には今までないくらいの漁獲となった。 不漁から上向きになったようだ。 天気も良く、風もほとんど無くなり操業を終える13時前にはべた凪となった。 今日は、三陸沖で操業した船は自船だけ海を見渡しても 船が見当たらない。無線も静かだった。 今日は、海の状況が儲けた日だった。 |
2005/3/12(土)
| 発達した低気圧の影響で、海は大荒れで 11日12日と休漁。今月で毛がに漁が終了するので 日曜・祝日関係なく出漁します。 |
2005/3/9(水)
| 前日に天気予報を見ると気象が悪いので 悪くなる前に帰ってくることにしいつもより 早めに出漁した。相変わらず湾内は凪が良い。閉伊崎をかわり 沖合いに向った。風がパヤパヤ吹いており、南波があったので 船尾の囲いのドアを閉め後ろ風の影響をなくした。 一本目のボンデンに取り付きラインホーラーで巻き上げかごを 上げると餌がそのまま付いていて毛がにも入っていない。 ツブが大半で、ドンコも入らずそのままかごを上げていると ようやく毛がにも入ってきた。5個上げて1匹の割合だろうか まったくもって漁がない。普段は、1個には1匹最低は入っている が餌をマタラにしても全然だった。 1本目を上げ終え入れる作業に入った。 南風がまた強くなり向かい風となった。 かごは南から上げそして北から南に入れる。 沖に向かっては道具を入れない。 向かい風となり船に波がぶち当たり、横に向って白波が飛んでいく。 今日は、いつもとは違いなんかおかしい。 入れ終え2本目のポイントに移動した。南から東に風が変わり 朝の7時にはかなり強い風となった。 最後まで操業することができないと分かったので、漁があるポイントの 道具だけを上げることにしかごを巻き上げた。 ここも毛がにがパッとしない。入るのは、マタラが多くドンコもダメ スケソウタラ、毛ツブがたくさん来た。 ボタンエビは全然入らなくなりまた水が変わった。 東の風から北に変わり、大波となり船が持ち上げられ叩きつけられる。 無線の声が聞こえる。 『風が吹いてきたぁが、おっかなぐなっから帰っから』 すると、他船がその無線に応えた 『そうだぁがね、これはもっと吹いでくんだぁべ。オラもこれやったら帰っけぇに』 北南の船がそのように言っていた。 それから数十分経った頃だろうか、風が北西と変わり大陸からの 吹き下ろしに変わった。やばい!そう思い数分経つと さらに吹き下ろしになり海面が白くなった。 立っているのもやっとで、着ているカッパがバタバタをなり 体が持っていかれるので手すりにとっつきながらかごを巻き上げて いると船首左前から船にぶち当たった波が舞い上がり そして吹き下ろしの風で船上にぶち飛んできた。 船上シャワーだ。船も北西の風波に持っていかれ 右舷に大きく傾き転覆しそうになった。リモコンをヨーサロから 面舵にし即とり舵にし立て直した。外は、風のビュービューする音と エンジン音だけがする。無線が入った。 『おっかねぇ、止めで帰っけぇに。また出たらばよろしぐ』 『海が白いがぁ、もっと酷ぐなんだぁべ。こっちも止めで帰るでばぁ』 他船同士の無線の声が外部スピーカーから大音量で聞こえた。 帰港する船が大半で、残った船は自船とごうけつ漁師の船だけ となった。かごを上げていても、またまた酷くなるいっぽうで 積んでいるかごも揺れでカメの中にツクトレそうになるのを 押さえライシンをかけた。海面から白波の煙みたいなのが噴水のように 舞い上がった。左舷にぶち当たった波が舞い上がり 吹き下ろしの風で船上にぶち込んでくる。船も右舷に大きく傾き 引っくり返りそうになったのを父が立て直した。 『だめだぁ、行ぐぞ。ユーターンだ。かごをかけろ』 そう言われたが、立っているのがやっとで風で動きが中々取れない。 ラインホーラーに挟まっているロープまで四つんばいでいき ホーラーの機械に取り付きながら立ち上がった。 父はブリッジに上がり、操縦作業に入った。 下では自分がかごをかけそして海に投げ入れる持ち場に着いた。 『いいがぁ、船をまわすからな。ヤレ!ったらヤレ!』 北西の風を左舷で受け止めながら少し間合いを見たのだろうか 左舷に命いっぱいきりゴーヘーをした。 北西の風波と正面となり船が対面となりたて直ってそしてぐるっと回った。 『南さ走っからな。てえぺぇぶち投げろ』 そう言われたが、風が強くてかごを持って投げようとすると カッパに負荷がかかり思うように体が動かない。 右舷側にすり足でいき、オモイッキリ投げ込んだ。 北西の風なので、投げたのが少し戻ってくる。 力を入れて投げないと、船の中に風で戻ってくる感じだったので 力いっぱい投げ込んで行った。 立っているのがやっとだったが、この道具を入れないと帰れないので 必死に作業をした。かごを入れ終えアンカーと石、そしてボンデンを投げ込み 西に船を回転させた。ボンデンが風で横倒しになり船にかっこまるから 風の方向に船を走らせ回した。回したお陰で、下で作業している 自分にもろに風が当たりブリッジ横の側面に体ごと飛ばされぶち当たった。 『痛っつ。あぁりえぇ』 そうなっている状態なんて父にはどうでもよく船が転覆しないように することでいっぱいいっぱい。そのままさらに舵を切り 大陸に向かい合わせた。ねっ転がっている自分に 『なにぃやっている。早く立て、後ろに行け』 痛くてそれ所でもなかったが、立つと危険なので四つんばいになって 船尾の囲いの中に向った。 『よし。行くぞ。海に落ぢんなよ。死ぬがら』 『はぁ?俺もブリッジに入るよ』 『いらねぇ。邪魔だ。後ろで黙って手すりに取っ付いでろ』 説得力があるような言葉だったので黙って後ろに行き 船尾後ろを見ながら手すりにつかまり眺めながら帰港した。 船尾から海を見ると、少し遠くから船が走ってくる。 なんか、どっかで見たような船だなと思いながら近づいてくるのを 見ていると、ごうけつ漁師の船だった。 船が近づきそして横並びとなりながら、距離を保ち一緒に帰港した。 9時過ぎに宮古港内に着いた。相変わらず、湾内・港内は平和と感じた。 今日は、海が瞬く間に変わった日だった。 |
2005/3/7(月)
| 今日は暖かい。ブリッジ下のカンコの温度計を見てみると −1度だった。昨日が寒すぎたので暖かく感じる。 凪が良く、漁をするのには最高で天気も良い。 相変わらず、漁が切れて漁獲もほとんどない。 ボタンエビ・きんぎょなどなど、パッとしない。 でも、今日は今まで漁師をした中で初めてマタラを大漁した。 初っ端から、マタラが入ってきて小さいのから大きいのまで こんなに多くきたことはない。超特大のマタラが入ってきて 両手で抱えて持ち上げた。すごく大きいマタラで、暴れると凄い。 幼稚園児くらいあるマタラは化け物のような大きさだ。 裸のままだと安いので、発泡の中に入れた。 最後まで、マタラが入ってきて毛がにより漁があった。 3月に入り、毛がにの漁が切れ変わりにマタラの漁が出てきた。 今日は、ペンギンみたいなのを見た。背中が黒くて腹の方が 白く短い羽みたいなのをバタバタを動かし、海面を飛ぶのだが 飛べずバシャンバシャンと逃げていった。いきなり海中から飛び出てきて そして逃げる。逃げる姿が面白い。 水が変わったのだと思った。 帰港後、魚市場に水揚げしに行くと毛がにがちょこっとしか水揚げされて おらず北南の海区も獲れなかったようだ。 毛がにの水に変わるのを待つしかない。 明日、変わっているか出漁してみる。 |
2005/3/6(日)
| 低気圧の影響で、4・5日と休漁。 深夜過ぎに出漁した。 気温は、−10度で凄く寒い。板子は白くなり ロープがばっから硬くなって中々取れない。 サンスイのパイプの中が凍っていて、供給する海水が 止まったまましばらくしても出てこなかった。 風が無いことが幸いした。 沖合いは、凪良しで潮がオカ寄りに入っていて マタラが多く獲れた。水がさらに変わりホッケが入ってきた。 水温が下がった証拠だ。普段は、ホッケは獲れない。水が速くなったようだ。 今日も、ボタンエビが入ってきてコタラ・きんぎょも。 水が悪く、漁もさっぱりだった。 今日、出漁した船が3隻だけ。漁が無く、諦めて休んだ船が大半だった。 3日から上げていないかごを明日上げるので出漁。 |
2005/3/3(木)
| 今日は晴天でそして凪良し。 潮も行かず上げやすく、バラバラと巻き上げた。 かごに仕掛けた餌が残っており、毛がにもさらに入らなくなった。 またもや、マタラがたくさん入ってきた。 今日は、マタラ漁だ。毛がにもさっぱりで、70個上げても 10匹程度で不漁。どの船もそして海区も漁がないとのこと。 早々に帰港する船が多かった。水がさらに変わり、餌が腐りかける。 3月に入ってから、浜値が高くなった。 明日は、気象が悪い。関東の南に低気圧が来るので岩手も その影響があり、海の風が最大26メートル、 波が1.5メートルから7メートルに なるそうで、かなり大荒れとなる。 雪が降れば、海も大荒れ。東から雪が吹き込んでくれば 宮古はさらに天候が悪くなる。 明日は、休漁。 |
2005/3/2(水)
| 昨日から、漁がぷつりと切れだした。 かごを上げても毛がにがあまり入らなくなった。 水が変わったようで、マタラが多く入ってきた。 それと、ポツリとボタンエビも。このボタンエビ、例年3月になると 入ってくる。水が変わりだす前兆を示し、ボタンエビが入ってくれば 毛がにが獲れなくなる。例年そうだ。親潮が強くなるのだろう。 きよ水到来か?と思わせるような感じがする。 かごを600個上げて、ボタンエビが2匹。 勿論、市場には出回ることは無くスンナになる。 とろけるような甘さそして口に入れ噛むとプチンとなり プルプルの身をさらに噛むと口いっぱいに甘さが広がる。 醤油なんて入らない。物凄く美味しいエビ。 どの船も水揚げはしない。自分で食べた方がいいから。 ボタンエビが入ることで、漁がなくなる。 明日の漁はどうなるか気になる。 |