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日頃、海での出来事などを書きたいと思います。
(何かあった出来事等、不定期的な日記ですのでご了承ください)
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2005/1/22(土)
| 低気圧の影響の被害、そして体調が悪いこともありと久しぶりに出漁した。 気象はあまり良くないのは、知っていたが同業船に電話で浜状況を 聞いてみると、ダメだとのこと。 いちよう、現場がどうなのか出漁してみることにした。 岸壁に行き、無線で出ている船に連絡すると帰港していると 言われた。沖は、風が凄くて漁なんてできないから 諦めて帰ってきているとのことだった。 風がなぎる形勢を見ようと1時間以上岸壁の船で待機していると ごうけつ漁師から連絡が入った。 『ちょっとは、風がなぎだぁが。稼げんがえ』 『そうですか。それじゃぁ、ではってみます』 アンカーを巻き港内から船を走らせた。 湾内に出て、北上し閉伊崎をかわったところ、北風が強くなった。 オカで吹いているとなると沖はその2倍3倍はある。 出ている明かりも二つくらいで、操業している船は見当たらない。 北風の追い風を受けながら南沖に向かった。 先日の低気圧の影響で、ボンデンや道具が被害を受け その復旧がまだありちゃんとした漁ができないでいる。 ボンデンが折れたのや、片浮きのをチェックしながらオカから沖を 走り回った。時間が経つにつれ、気象が悪くなりさらに風が吹いてきた。 陸とは温度が違い寒い。船上の板子に飛んできた海水が凍りまた飛んできた 海水も凍りと膜ができて足が滑るので、サンスイをかけ溶かした。 風が強すぎる為にさらに冷える。 夜が明けるまで船を流しながら待っていると、またまた悪くなった。 6時過ぎになり夜が明けボンデンに取り付いた。 その時にはもう凄い風で、操業ができるかどうか微妙だった。 北西の風が強く、巻きながらいると船ごと沖にもっていかれ ロープがかっこまる。バリバリと音を鳴らし負荷がかかるので ゆっくり巻いた。立っているのもやっとで、カッパがバタバタをなびき 周囲の音は、風のビュービューした音しか聞こえない。 すると無線が入った。 『だめぁ。稼げねぇが。もう止めて帰っから。出なくてもいいがえ』 ごうけつ漁師からだった。 ブリッジに上がり無線に応えることすら、出来ず立っていて道具をこらえるのが 精一杯だった。積んでいるかごが崩れそうになり手で押さえているが 船が揺れすぎて遂には崩れた。 カメの中にかごが落ちていきロープに絡まりトラブルとなった。 急いでカメの中に入り、かごがかっこまってしまわないように すばやく取り上げた。父が船を支えながら自分は、船上の道具などを 抑えるがどうにもならない。 『だめだぁ。止めるぞ。ひきかえすぞ』 父が言った。もう漁をするのは困難だった。 海面から海水が噴水のように巻き上がりそれが風で船上に飛んできた。 目を開けて息をするのが苦しくて、かなつぽまなぐになりながら 道具を支えそして船を回した。道具を南に入れながらスローで走るが 北西の風が強く、かごを海に投げてもそれが空中で船上に戻ってくる。 立っている自分も右舷から左舷にぶっとんだ。 父は、ブリッジで船を支えながら運転しているのがやっとで 自分は、船上で道具を海に入れる作業がやっとなのだ。 転がったのを急いで右舷の手すりから真下の海に投げ入れた。 左舷に移動し右舷に移動の繰り返しをしかごを14個くらい入れ 終えた。重りの石が板子上を転がりまわったのをつかんでいるのが やっとで、よつんばいになりながら自分もまた手すりにつかまっていた。 右舷の側面に波がぶち当たると上空に飛び上がった波が風で 船上にぶちかましに飛んでくる。 船がひっくりかえらないように祈りやっとのことで ボンデンを海に落とし入れ終えた。 かごを14個くらいだけ上げただけ終了。 『ドアを閉めろ。船を走らせるぞ。とっつかまってろ』 父がそう言ったので、船尾の横のドアを閉めそして自分もブリッジに入った。 4ノットで走ったが、それでも船が持ち上げられ海面に叩かれる。 すごくゆっくり走らせてもこのようだった。 風波の影響で、船が中々進まない。 中間地点海域までくると、少しは良くなったので7ノットに速力をあげ 少し走った途端、船首上空から波がl飛んできた。 ブリッジの窓にバケツをぶちかましたような海水が飛んで来てた。 もう、凄い状態だったので速力を落としながら帰港した。 三陸沖で最後までいた船は自船だけだったというのを帰ってから知った。 船は休んで3隻しかいなかった。 今日は、操業できず漁具合も分からないので明日出漁。 |
2005/1/16(日)
| 昨日の夜、港内に係留している場所から 閉伊川に船を避難しに行った。 天気図では、相当発達した低気圧が北日本・太平洋側を北上 していくようで今回は、昨年の12月とは比べ物にならない 大雪・風で海上は最大11メートル。 安全な港内でも、北波が湾内に入ればかえし波が 港内に入ってきて、危険な場所となってしまう。 台風同様、割と安全な閉伊川に船を持っていったが 増水すればまた危険となる。 夜から明日の午後までは、警戒していないといけない。 南〜北東から陸に巻き込んでくる雪風は、ものすごく危険な低気圧で 今日の朝から北東の風が吹いていた。 一昨年の3月のように大雪、船が沈没など停電とならなければいいが・・・ |
2005/1/14(金)
とうふずる ができたので今日明日と休漁です。 |
2005/1/13(木)
| 深夜に起き、漁の準備をするために早々と船に向った。 今日は、昨日より寒い。最低気温が−8度、陸でこの程度だと 吹き付ける三陸沖はもっと寒い。 船のエンジンをかけ、暖機運転をした。 出ている船がいるか無線で連絡すると、声が無い。 しばらくすると、磯鶏の同業船がでた。 『今、ではって(出漁)きましたぁ。はなぺ(閉伊崎)をかわって 沖に入ってますが、波が飛んでくることも船が大きく揺れることもないねんす。』 『それじゃぁ、凪がいいですね』 そう応えた。 『そうだぁがねんす、他の船はでてないようだぁがねんす。 昨日、漁がないから休んだんでねんすか』 『えっ?船は出てないっすか』 『灯りもみえねぇし、ではってねぇが。まずは、出だらよろしぐ』 『はい、よろしくお願いします』 ごうけつ漁師も出ていないようで、今日は船が休んだ。 沖合いに出ると、風がなく無風状態。そして波なし。 天気図では低気圧が3つもあり沖は大荒れかと思ったが そうでもなく拍子抜けだった。 道具を上げてみると、やはり漁が無い。昨日とは比べ物にならないくらい 毛がにが獲れなかった。スムスが多く、餌がすぐ分解され 毛がにがかごに入る前にもう餌がなくなる状態だった。 このスムス、海の分解者で一度付けば数百・数千・万の小さなエビのような 丸い虫がたがるのである。 人間だと、数日もしない内に皮骨になるのだ。 スムスが多いので漁がダメだった。南漁場に移動し上げると今度は 餌がしょっこり(そのまま)残っていて、スムスもたかっておらず良かったが 毛がにもあまり入っておらず漁もダメ。ギスが、大量にかご網に突き刺さって いてギス獲りとなった。 明日、海の中が変化するかもしれないので出漁してみる。 |
2005/1/12(水)
| 昨日は、なんと水が変わり各船で毛がにが大漁だった。 漁が無いから休んだのが失敗だった。 やはり、海はどうなるか分からないと強く感じ後悔。 沖に出て道具を上げると、今まで獲れなかったのが嘘のように 毛がにが多く入っており、1本ぶりでヨゴダで2つきた。 一晩で水が変わり、毛がにが動き出した。 調子が良くかごを上げていると無線が入った。 『だめだぁ。昨日の半分以下で漁が無いから帰ります』 田老の船からだった。昨日は、漁が良くて今日もと思って 上げたが全然毛がにが獲れず、ダメだとのこと。 また一晩で水が変わったのかと思った。 他船も同じことを言っていた。風も強くなり海が大荒れになり ほとんどの船が帰港した。残ったのは、ごうけつ漁師と自船だけ。 『さっぱり、だめだぁがねんす。はい、だめです』 無線で入った。 『おめさん、昨日休んだから昨日の分が入ってっから大漁だぁべ』 『そうっすかぁ。わがんねぇども、そうなんですかね』 一日遅れだったこともあり、今日は自船だけ漁が良かった。 最後の最後まで残って上げると、大漁で終了した。 今日は、他船の漁が悪かったので明日は自船も漁が無いのかなと思った。 |
2005/1/11(火)
| 深夜出漁する為に起きたが、 父が漁がないから休むかと言った。 漁が出てから、頑張るようにと無理をせずとのこと。 昨日、獲った魚介類を朝の魚市場に水揚げする為に 朝の6時に船にいき、トラックに魚を積んで水揚げしに行った。 今日は、昨日ほどの寒さでもないけど寒い。 魚市場に行くと、漁協の定置網の水揚げが活気に満ちており ブナ鮭を大量に船から水揚げしていた。 魚市場の真ん中は、鮭のタンクで占領し2日分たまった網の中の 鮭でいっぱいになった。 底曳き船(トロール)も2日休んだので、朝方水揚げしており 多種多様な魚介類が上がっていて、珍しい幻の魚もあり これはと思い、ビデオカメラ撮影をした。 アイナメが巨大化したようなマグロくらいの大きさの魚は 度肝を抜かれる。こんな魚が沖合いにいるとは。 エチオピアもあり珍しかった。 毛がにを水揚げする漁師は、数名で今日の朝の水揚げは少ない。 魚市場の水揚げを撮影したのを、NHKさんに送った。 昨年、ディレクターさんが鮭漁の番組制作で宮古に来た。 その時に、倉庫で鮭延縄の道具を見せたり漁の話をしたりし、 撮影しているテープなどを観てもらったりしたこともあり なにか撮ったらテープを送ってくださいと言われた。 違う観点からの映像なので、観る人には珍しい風景かも。 今週か来週にでもテレビで流れると思いますので 県内の方は、夜の18時48分頃にNHKを観て頂ければ 宮古魚市場水揚げの映像を観れます。 |
2005/1/10(月)
| 今年になって、一番の冷え込みとなり海では普段の寒さでは 凍ることがない海水が船上で凍った。 デッキに、海面から飛んできた海水がかかりそれが凍り また海水が飛んで来て凍って氷の厚みがました。 たこぼうしをかぶっても、その毛糸の間から冷たい風が肌を刺し痛い。 吐き出す息もゴジラの光線のようになった。 海に仕掛けていある道具、ボンデンを見回しながら走り回り ボンデンがない片方のを上げた。 久しぶりもあり、漁がない。 かごを一本ぶり(約70個ついている)を上げて、毛がにが3匹〜7匹と まるっきしだめだった。他の船の漁具合も聞いても まったくダメだとのこと。 水が変わるのを待つしかない。 今日は、餌付けをし帰港した。 |
2005/1/9(日)
| 海悪く休漁。今日もひき続きオカ仕事をする。 今日は、一段と寒く朝方雪が降って少し積もった。 明日は、−8度。魚市場は休みだが、道具がどうなっているのか シマル引きもあるので出漁することになった。 三陸沖は波が4メートルと予報が出ていたけど 悪かったら途中で戻ってくることに。 |
2005/1/8(土)
| 低気圧の影響で、休漁しオカで修理の仕事。 トロール船から頂いた網を発泡をくぐすように ハサミで切って網を作った。網の切り方も、ただ切ればいいのではなく 考えて網目を計算しないと、両方を合体させた時に全然網目が合わず だめになることがあるので、難しい。 明日も出漁予定。 |
2005/1/7(金)
| 昨夜から風が強く、窓越しからも外からビューーと する音が聞こえた。漁に出る時間になり、家を出て岸壁に向った。 西風が吹き込んでいたのが分かり、 これは沖は日本大陸からの吹き下ろしで荒れているのが想像できた ので、沖に向かっている船の無線を聞くと塩梅が良くない感じだった。 しばらく岸壁に係留している船で形勢を見ていたが、 ほとんどの船が時化で帰港したとのことだったので 今日は、時化で漁ができないと判断し休漁。 さすがの白浜のごうけつ漁師も閉伊崎から戻ってきたので これは、無理だと。 3・4・5・6日と帰港してから、倉庫で道具の修理などをした。 |
2005/1/6(木)
| 朝から凪良し。 オカ海から沖合いまで、波なしそして風もほとんどなくそのお陰で 寒いんだけどあまり寒くなく漁がしやすかった。 12月下旬から入れていたのを、久しぶりに上げると毛がにも入っておらず ドンコも1匹だけ。餌を取りかえる漁をし、そして3日に取りかえた道具を 上げてみるとわずかだが、毛がにが多く入っていた。 入り潮で、道具がオカよりに移動してアンカーが曳けており、 隣の道具に合体しそうになっていたので 上げ終えそしてやり直した。沖から毛がにの水が徐々にオカ寄りに入り こんできたようで、沖合いから少しオカ前でも少しずつ漁があった。 沖合いの水が入ってくれば、次第に漁が出てきて良くなるので もう少し日前が必要だと感じた。 今日は、今月に入ってちゃんと漁ができた。 |
2005/1/5(水)
| 今年初の出漁は、3日だったが沖に出てからは 風波が凄くて、一時間くらい操業して帰港した。 4日は、海悪く休漁。本日も出漁したが 沖に行ってから、海が荒れすぎており潮が速く入り潮で 操業するのが危険だったので、帰港した。 低気圧で沖合いは大荒れで、オカは凪良くこの海違いは 何なんだろうといつも思う。世界が違う。 今日は、最高気温が1度で寒く。明日は、最低がオカで−7度。 沖は風吹きで、オカとの温度も違い体感温度も低く −10度くらいになるのかなと思う。 完全な防寒で漁をしないと。 |